ホーム誰も教えてくれない賢く正しい不動産売却のコツ抵当権がある不動産で気を付けないといけないこと

誰も教えてくれない
賢く正しい不動産売却のコツ

vol.026
2018/06/14

抵当権がある不動産で気を付けないといけないこと

実際にお客様から相談のあったお話です。

 

旧住宅金融公庫の時代の住宅ローンは、

団体信用生命保険(債務者に万一のことがあると住宅ローンの残債が0円になる保険)の加入が本人に任せられていました。

毎年7万円以上の保険料ですので、継続出来ずにやめてしまう方が大勢いらっしゃいました。

相談に来られたお客様は、少し前にだんな様を亡くされており、

団体信用生命保険を解約していたため、

毎月10万円以上の住宅ローンが残っている状態でした。

 

当初、私はいつも通り住宅に住み続ける方法をアドバイスしましたが、

住宅ローンを延滞されていた期間が長かったため、

住宅に住み続けるという選択は出来ませんでした。

 

そこで、娘さんの家に引っ越しをして、

任意売却(金融機関の許可を受けて、住宅を売却すること)の手続きを進めることにしました。

 

任意売却では通常、住宅を売却しても、住宅ローンが全て返済できないため、

その後分割払いをしたり、自己破産をしたりします。

いずれにしろ、その後の負担が一番少ない方法を考えます。

住宅の名義も奥様名義に変えていました(相続登記)ので、

私共も金融機関と打合わせをしながら住宅の売却を進めました。

 

すると、段取りが大体済んだ頃、金融機関から告げられました。

 

「不動産の名義は奥様名義に変更していますが、抵当権は亡くなったご主人の名義のままなので、

お子さんにも、借入れの残債の義務が残っています」と。

 

確かにそうです。不動産の持ち主は奥様に変更されていますが、

抵当権は旧名義人のままだったのですから、

文字通りとれば、借金は『相続の放棄』をしていない限り、

奥様だけでなく、お子さん達にも引き継がれるのです。

 

私共も、その時は気付いておらず、とても驚きました。

 

交渉の末、このケースではお子さん達に借金は引き継がずに済みましたが、

最悪の場合は家族全員が自己破産をしなければならなくなる場合もあります。

 

そこで、注意点です。

 

〈相続される不動産に抵当権がついている場合には、注意が必要です。相続人の借金が多い場合は、亡くなった事を知ってから3ヶ月以内に、家庭裁判所に相続の放棄を申請しないといけません。〉

 

人生には、気を付けないといけないことが沢山あります。

知らないと損をすることが沢山あるのです。

私は、ご縁のあったお客様の一生涯をサポートしたいと考えています。

一覧に戻る

不動産の査定価格がすぐわかる!「3秒査定」


ページの先頭へ

Copyright © SEITOJISYO. All Rights Reserved.